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友沢こたお 個展『Réflexion』N&A Art SITEにて8月30日(金)から9月28日(土)まで開催。NANJO SELECTION vol. 5


  • N&A Art SITE 〒153-0051 東京都目黒区上目黒1丁目11−6 (マ⁠ップ)

友沢こたお 個展『Réflexion』N&A Art SITEにて8月30日(金)から9月28日(土)まで開催。NANJO SELECTION vol. 5

N&A Art SITEでは、南條史生による企画展シリーズ「NANJO SELECTION」の第5弾として、友沢こたおの個展『Réflexion』を2024年8月30日㈮ から9月28日㈯まで開催いたします。

Slime CXCVII 2024、油彩、 116.7 x 91 cm

スライムが目、鼻、口の粘膜をひんやりと塞ぎ、時間がゆっくりとミクロに分解されていくのを皮膚で感じる。
真空の静寂の中、"今"は常に揺れ動き、伸び縮みし、分裂し、回転し、貫いたりしてくる。

光が散らばる。それに私はしがみつこうとしている。

友沢こたお

◼︎開催概要

展覧会名: NANJO SELECTION vol. 5 友沢こたお 個展『Réflexion』
会期: 2024年8月30日㈮ - 9月28日㈯  12:00-17:00 
   (日)(月)(祝)休 
会場: N&A Art SITE
    〒153-0051 東京都目黒区上目黒1丁目11−6
     東急東横線中目黒駅より徒歩5分
ウェブサイト:https://nanjo.com/nanjoselection_vol5-kotao_tomozawa


N&A Art SITEでは、南條史生による企画展シリーズ「NANJO SELECTION」の第5弾として、友沢こたおの個展『Réflexion』を2024年8月30日㈮ から9月28日㈯まで開催いたします。

友沢は、スライム状の物質を被った人物や人形をモチーフとした写実的かつ独創的な油彩作品で国内外から注目を集める作家です。近年では、The Landmark(香港・2023)やPARCO MUSEUM TOKYO(2022)で個展を開催、グループ展では「MOT ANNUAL 2023  シナジー、創造と生成のあいだ」(東京都現代美術館)や国外でも複数の展示に参加するなど、精力的な活動を行っています。

本展は、友沢が東京藝術大学大学院 美術研究科を修了後、初の個展となります。友沢の代名詞とも言えるスライムを被った人物を描いた油彩作品に加え、新しい試みとなる”Reflection”シリーズも初公開いたします。本展に向けて制作された新作9点の他、彫刻作品なども展示いたします。


■アーティストプロフィール

友沢こたお | Kotao Tomozawa

1999年フランス・ボルドー生まれ。2024年東京藝術大学大学院 美術研究科修了。
スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える。2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞と、早くから評価される。
https://www.instagram.com/tkotao?igsh=bzl5MXphOG45aTd3

(近年の展覧会歴)
個展    
2023 「SLIME」The Landmark・香港
2022 「INSPIRER」Tokyo International Gallery
         「SPIRALE」PARCO MUSEUM TOKYO
         「Monochrome」FOAM CONTEMPORARY・東京
2021 「caché」tagboat・東京
2020 「Pomme d’amour」mograg gallery・東京

グループ展 
2024 「faces」 GALLERY CURU・バンコク・タイ
2023 「MOT ANNUAL 2023  シナジー、創造と生成のあいだ」東京都現代美術館
        「CONCERTO」Lurf Museum・東京
2021 「Everything but…」Tokyo International Gallery

受賞    
2021    上野芸友賞
2019    久米賞

■南條史生 コメント

NANJO SELECTIONについて

長年、現代美術の普及に尽力し、その間多くの作家、作品に出会ってきましたが、それでもまだ新しい発見を求めて、内外多数の展覧会を見て歩いています。そして多くの作品に出会い、作家との対話を重ねた中から、表現上の独自の発展を模索し、成果を上げ始めている比較的若手の作家に焦点を当て、その活動を紹介していきたいと思います。
決して万全とは言えない日本のアート環境の中で、新しく登場した作家たちの意義ある業績を美術史の文脈の中に位置づけながら国際的に紹介していくことは、日本の美術業界の喫緊の課題だと思われます。
1年に4人程度の作家を逐次ご案内申し上げます。ぜひご覧ください。

vol. 5 友沢こたおについて

友沢は人形や人物の顔面にカラフルなスライムがとりつき、流れだしている不思議な肖像を描いています。不気味で、不思議で、明るくポップなこれらのシリーズは、時代の感性を表象し、友沢自身の肖像画だと言うこともできるでしょう。
一度見たら忘れることがない、この独特なイメージを生み出す友沢の作品をご紹介します。
南條史生

南條史生のキュレーションにより、今後の活躍が期待できる若手作家を紹介する企画展シリーズです。2023 年に第1弾 川内理香子『line & colors』、第 2 弾 岡田菜美『いつか見た青い影 / A Whiter Shade of Pale』、2024年に第3弾 李晶玉『アナロジー:三つのくにづくりについて / Analogy: founding three nations』、第4弾 横山奈美『広い空に / Big Sky Mind』をN&A Art SITEにて開催いたしました。
ウェブサイト:https://nanjo-selection.com/

◼︎POPAP編集部より

日本のアートの発展に大きく貢献してきた美術家の南條史生がキュレーションする企画展に友沢こたおが登場。油彩でありながらスライムのような質感や艶のある作品がとても印象的です。ぜひこの機会に若手アーティストをチェックしてみてはいかがでしょうか。

◼︎現在開催中のART POPUP◼︎