文化服装学院の代表アップサイクル作品を2月27日~3月11日まで、SHIBUYA109渋谷店にて展示
文化服装学院は、SHIBUYA109渋谷店と古着屋「西海岸」の協力のもと、身近に感じる社会課題を古着のアップサイクル作品で表現・発信する産学連携コラボレーションにて、学生が製作した優秀作品14LOOKS(14体)を2月27日(火)~3月11日(月)の期間、SHIBUYA109渋谷店で一般公開します。
■開催概要
会期:2月27日(火)~3月11日(月)
時間:10:00〜21:00
会場:SHIBUYA109渋谷店 2階 COCOSPOT
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
本企画では、文化服装学院ファッション流通科1年生320人が52チームに分かれ、古着屋「西海岸」から提供された古着550点を使用しアップサイクル作品52作品を製作、公開プレゼンテーションへ向けて14作品を選考しました。選ばれた14作品は、2024年1月24日(水)の公開プレゼンテーション審査を経て作品順位が決定、上位3チームはSHIBUYA109渋谷店 2階 COCOSPOTに、他11作品は3階・4階・5階のエレベーターホールに解説動画とともに展示、Z世代が今感じること・未来への想いを発信します。
文化服装学院では、この度の産学連携コラボレーションを通して、学生たちの様々な社会課題に対する視野を広げ、発信していくことにより多くの人の意識向上につながり、SDGsの達成に貢献する取り組みとなることを期待します。
■学生が取り上げた社会課題(一部抜粋)
・Z世代の自殺について
・動物の殺処分について
・若年層のドラッグの使用と社会復帰について
・戦争に対する関心度の低さについて
・ジェンダー問題について
・SNSによる誹謗中傷について
・携帯使用時間の増加による問題ついて
・ひきこもりの現状とサポートについて
・世界の貧困国に関する教育格差について
・差別・偏見から起こる心の問題について
■取り組みの背景・目的
学生達による取り組みの一環として、2021年度にSHIBUYA109渋谷店においてSDGsをテーマにしたポップアップストアの出店を行いました。このポップアップストア出店をきっかけに、2022年度はアップサイクルファッションを通じて“Z世代が感じる社会課題”を発信する取り組みを行っています。今年度はカリキュラム内容や発信内容をブラッシュアップし、社会課題の背景やそれらが原因として起こる問題を深掘りし、未来へ向けたメッセージをプレゼンテーションしました。この取り組みを通し、社会課題の理解を深め、自身が今できることを実践していくことや、多くの方に知っていただくことを目的としています。
■授業の取り組み・展示内容
社会的課題の発見や理解を深めながら、未来に向けてのメッセージを込めたアップサイクルファッションを製作し、ヴィジュアル表現しました。代表14チームの展示は製作したアップサイクル作品、コーディネート写真、ヴィジュアルムービー、プレゼンテーション動画を展示します。また、今回の14作品をまとめたリーフレットを先着で配布いたします。
■文化服装学院について
文化服装学院は大正8年(1919年)に洋裁学校として産まれ、1923年に日本最初の服装教育の学校として認可されて以降、約100年にわたって日本のファッション教育の中心的役割を果たしているファッションスクールで、主な世界のファッションスクールランキングでも常に注目されています。
これまでにBUNKAを巣立った卒業生は30万人以上。日本のみならず世界のファッションシーンの第一線で活躍する人材を輩出しています。また、ファッション流通専門課程では、将来ファッション業界の流通職で活躍できる人材育成に力を入れています。
1年次の授業カリキュラムにて軸としている『ファッションビジネス』では、ファッション業界全体の構造や現状の理解を深めながらビジネスへ繋げる創造性を高めることを目標とし、外部企業との取り組みを通し、実践・実務で応用できるスキル習得を目指します。
ホームページ: https://www.bunka-fc.ac.jp/
■POPAP編集部より
ファッションや表現に興味のある若者なら知っているであろう文化服装学院。学生たちの渾身の一作を一気に見ることができるのは今回のイベントの醍醐味です。ぜひこの機会に足を運んでみてください。