やわらかな色彩と質感を楽しめる八木麻子の作品展「うつろい」が、外苑前のdoinel にて7月22日（金）より開催
ヨーロッパを中心としたライフスタイルアイテムを扱う外苑前のショップ doinel ( ドワネル) にて、2022 年 7 月22 日 ( 金) より、ガラス作家 八木麻子さんの作品展 ' うつろい' を開催いたします。doinel では 8 回目の個展となります。
styling: たかはしよしこ photo: 前田景
■マットな質感と微かな凹凸の表情が織りなす、やわらかな色のガラス作品
プレート、アクセサリー、オブジェ、花器など、やわらかな色彩と質感を楽しめる作品を発表している八木麻子さん。板ガラスを用いた「キルンワーク」という技法により、手に触れた時のマットな質感や細やかなグラデーションなど、 質感や色のニュアンスをコントロールして作られています。微かな凹凸をつけた表面に粉砂糖をかけたような、八木さんならではのやさしい色が広がる作品です。
※キルンワーク：ガラスを組み合わせて電気炉に入れ加熱し、変形・融着させる手法
■スタイリスト 谷山真季さんとのコラボレーションによる、素材や色の表現にフォーカスしたインスタレーション
今回外苑前店舗では新たな試みとして、スタイリスト 谷山真季さんとのコラボレーションによる展示を行います。「うつろい」と題し、素材から作品への過程を感じさせることで、より八木さん独自の「色」に注目するインスタレーションです。
ガラスの技法としては吹きガラスなどに比べて一般的には認知度が高くはないキルンワークで、ガラスの色を軸として制作をしている八木さん。通常ガラスと聞いて思い浮かべるツヤや透明感ではなく、マットで微かな凹凸のあるテクスチャーで見せる色にこだわり制作しています。また複数のパーツを組み合わせて溶着させることで、パッチワークのような色の組み合わせの楽しさも生み出しています。
微妙なニュアンスの色を実現させるパウダー状のガラスや、制作過程で生じるガラスの破片など、作品を構成する要素も交えながら、繊細な質感や色の表現にフォーカスします。
・展示作品はオンラインストアにて受注を受け付ける他、店頭販売の作品も並びます。
・ 会期前半に来店予約などを行う場合は、doinel インスタグラムなどでお知らせします。
2020 年10 月 SPIRAL での展示に際してのコラボレーションより
works: 八木麻子 styling: 谷山真季 photo: 原田教正
■Artist Profile
・八木 麻子 Asako Yagi / ガラス作家
1987年生まれ、東京都出身。武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻工芸工業デザインコースを2012 年に修了。氷菓子のような繊細さと優しい色合わせが絶妙なガラス表現で、在学中から注目を集めてきた作家。オブジェ、アクセサリー、プレートなど用途を問わず、ガラスの魅力を伝える作品を発表している。都内の自宅工房にて製作。
Instagram @yagiasako (https://www.instagram.com/yagiasako)
八木麻子さんより、本展によせてのメッセージ
うつろい
素材は、日々さまざまな変化をまとい、
作品となっていきます。
勿論具体的な手数やルーティンもありますが、
質感や形、光と影、色の濃淡…
生活の中にある作品としての見え方も含めて、
素材と向き合うこともその過程の一つです。
今回は、作品や空間を通して、
制作風景における" うつろい" を感じていただける
展示にしたいと思っております。
・谷山 真季 Maki Taniyama / スタイリスト
大学卒業後はインテリア会社にて、ディスプレイ・スタイリング・コーディネート提案など幅広く活動。アシスタントを経て2019 年より、本格的にインテリアスタイリストとして独立。衣食住を中心としたライフスタイルについて、雑誌やWEB、広告などで提案。ショップ、イベントなどのデコレーションも担当している。
Instagram @ikamtany (https://www.instagram.com/ikamtany)
⚫︎展示会概要
八木麻子 作品展 うつろい
/ Asako Yagi Exhibition 2022 at doinel
・会場：doinel ( ドワネル)
・住所住所：〒107-0061 東京都港区北青山 3-2-9
・電話番号：03-3470-5007
・ホームページ：www.doinel.net
・会期：2022 年 7 月 22 日 ( 金) - 8 月 2 日 ( 火)
・営業時間：12:00 - 19:00 水曜定休
・販売予定作品（税込）
プレート 3900 円- 18000 円
花器 9300円-
アクセサリー 4500 円前後 ※受注含む
