【イベントレポート】『DesignInspire In Motion 2023 Tokyo Exhibition』 が日本初開催!

【PR記事】香港の個性豊かな17名のアーティスト作品が10月29日まで表参道に集結!

香港のデザインシーンを紹介し、アート、カルチャー、ファッションデザインの分野で個性豊かなクリエイターとアーティストの作品を展示。展示内容が3つのカテゴリに分かれ、各章に参加アーティストが紹介されています。今回POPAP編集部も展示会に伺い、様子をレポートいたしました。

■ イベント概要

●タイトル:『DesignInspire In Motion 2023 Tokyo Exhibition』
●開催日時:2023年10月20日(金)から10月29日(日)まで、毎日10:00~19:00
●開催会場:Rand OMOTESANDO(〒107-0061 東京都渋谷区神宮前4-24-3)
●主催者: 香港貿易発展局
●メディアパートナー:Blue Marble

今回のイベント会場は、JR原宿駅から徒歩10分ほどにある「Rand OMOTESANDO」。ギャラリーや路面店が立ち並ぶ道を進むと、看板とともに『DesignInspire In Motion 2023 Tokyo Exhibition』の文字が見えてきます。

■ 会場内の様子

会場内に入ると、今回参加している香港のアーティスト17名の作品が3つのカテゴリごとに展示されています。展示のコンセプトは「DESIGN THROUGH HERITAGE」。香港の文化的遺産とそのデザイン実践への影響を17のデザインユニットの作品で称えるものです。
10日間にわたる展示では、日常的な都市体験からインスピレーションを受けたデザインが披露され、優れたデザイン・プロジェクトが紹介されています。

■ キーワード「香港」と3つのカテゴリ

展示のキーワードは「香港ヘリテージ」

1997年までイギリス領だった香港。その歴史的な背景が香港の都市の独自性を形作りました。香港はビジネス・経済・貿易などの分野で発展し、中核を担う都市として、また国際的な橋渡しとしての役割を果たしてきました。

香港の都市文化は東洋と西洋の文化が絶妙に融合し、インターナショナルでモダンな雰囲気を醸し出しています。今回はその文化を「遺産・伝統=ヘリテージ」と捉え、アート作品を通じて継承していく試みです。会場内は「香港ヘリテージ」に合わせて、3つのカテゴリによって展示が構成されています。

1.香港の街並み

香港はフォトジェニックな観光地である以上に、その都市景観と体験がクリエイティブな表現のインスピレーションとなっています。このテーマのデザインは香港の都市や街並みにどのようにインスパイアされ、また呼応しているかという観点で選ばれた6名のアーティストで編成されています。

2.産業の再形成

かつて工業都市であった香港。アーティストたちは執筆、コミュニティ形成、プロセスの再構築を通して、産業形成における自分たちの役割を再考しています。このテーマでは、香港の産業の過去、現在、未来を浮き彫りにした作品をご覧ください。

3.伝統と未来の工芸

道具と素材が交錯する工芸品は、デザインの細部にまで見出すことができ、また、モノの外観や質感を具現化する上でも重要な役割を担っています。過去から受け継がれてきた伝統工芸からインスピレーションを受け、新たな解釈と表現でデザインを生み出した6名のアーティストたちの新しい伝統工芸作品が展示されます。

■ 展示作品の紹介(抜粋)

●アドニアン・チャン「ZANSYU」
伝統的な中国書体を基に、香港のデザイン文化を調査し、現代デザインへの影響を示すプロジェクト。2024年夏までに6,000文字以上の漢字を使用し完了予定です。

●ファン・ローク・イー「REDISCOVERING THE SANDPIT」
それぞれ異なる文化の都市でも、遊び場や公園に対する嗜好は同じ。20世紀の遊び場の研究を通じて来場者は自分の洞察や物語を考えて追加し、新たな研究テーマをシェアできます。

●YanYan「HIGHLIGHTS FROM FW2021 AND FW2023 COLLECTION」
広東語で「みんな」を意味するYanYan(ヤンヤン)は、スローファッションを追求し、情緒的で遊び心あるデザインを特徴とする香港のブランド。大手ファッションブランドの廃棄予定品や工場の余り糸を活用してアップサイクルしています。

●ケイ・チャン「REVIVE:SALTED FISH」
直訳は「設計再生:塩魚(しおうお)」。香港の伝統食品である塩魚は多様な食生活の中で人気が減少しています。そこで塩魚を現代的にアレンジし、パッケージ・香り・味・製法などを再構築して新たな楽しみ方を紹介しています。

●@streetsignhk「NEON,CONTINUE?」
新たな建築規制により、香港のネオンサインが消滅の危機に。そんな看板文化を保存してネオンアートを新たな形で再生した作品です。

■ ワークショップのご紹介

来日した香港のアーティストたちが講師となり、アート作品と関連したワークショップを開催いたします。

【A】 プレイグラウンドでの実験ワークショップ(所要80分)
内容:実際に公園を訪れて、遊び場の継承と創造的再生を探りましょう
日時:10月25日(水) 11:00~
講師:Fan Lok Yi(アーティスト)
定員:10名

【B】 刺繡と古着のワークショップ(所要90分)
内容:スタンプ模様の刺繍をするためのステッチを教わり、自分の時間や物語を刺繍していきましょう
日時:10月26日(木) 11:00~/ 14:30~
講師:Toby Crispy(ファッションデザイナー)
定員:各セッションとも8名

【C】 塩漬け魚でオリジナル蜂蜜酒(ミード)を作るワークショップ(所要45分)
内容:香港の食文化である「塩魚」を通じて自分だけのミードを作りましょう
日時:10月26日(木) 17:00~/ 18:00~
講師:Kay Chan(プロダクトデザイナー)
定員:各セッションとも10名
対象:一般の方、学生、業界関係者など
費用:無料
申込:事前の申し込みが必要です(定員に達し次第受付終了)。

※申し込みはこちら

■アート鑑賞後もゆったり過ごせる飲食ブース

Rand OMOTESANDO内にはカフェスペースがあり、ドリンクの提供も行っています。
アート作品をじっくり鑑賞した後に、ドリンクを飲みながら作品の感想をシェアしあうこともできます。
また、来場特典として開催期間中に下記URLからWEBサイトを見て来場された方には、RandOMOTESANDOが提供するドリンクを一杯無料サービスもございます。

【詳しくはこちら】
https://japanese.hktdc.com/ja/promotion/DesignInspireinMotionPromotion
※受付にて該当ページを表示させたスマートフォンの画面をスタッフにご提示いただき、名刺をお渡しください。
※各日とも提供する数量には限りがあります。なくなり次第終了とさせていただきますので、予めご了承ください。
※予告なくカフェの営業時間を変更することがあります。

■ 関係者との商談会・交流会のご案内

『DesignInspire In Motion 2023 Tokyo Exhibition』の開催に際して、業界関係者限定の商談会と懇親会を開催します 。

開催概要
●日時:2023年10月25日(水)
    14:30~16:30 ビジネスマッチング(商談会)
    16:45~18:00 ネットワーキング・レセプション(懇親会)
●会場:ウェスティンホテル東京 B1F「楓」(東京都目黒区三田1-4-1)
●費用:無料
●申込:要事前申し込み(定員に達し次第受付終了)
    ※詳細・申し込みはこちら

■ 香港貿易発展局について

香港貿易発展局 (HKTDC) は1966年に設立された公的機関であり、香港の貿易の促進、支援、発展を担っています。香港貿易発展局は中国本土の13カ所を含めて世界50カ所に事務所を設置し、香港が双方向でのグローバルな投資とビジネスの拠点となるよう尽力しています。香港貿易発展局は中小企業を主な対象に、中国本土および国際市場におけるビジネスチャンスを創出するため、展示会、国際会議、ビジネス使節などを運営・実施しています。香港貿易発展局はまた、最新の市場分析や製品情 報を、貿易関連のデジタルニュースなどのチャネルを通じて提供しています。

公式サイト(英語):www.hktdc.com/aboutus
公式サイト(日本語):www.hktdc.com/Japan
フェイスブック:www.facebook.com/HKTDC.Japan

■ Rand OMOTESANDOについて

表参道エリアのファッションタウンは老舗店舗の課題がある一方で、新しい表現の場として、クリエイターやインフルエンサーが増えています。また外国人インフルエンサーの越境ビジネスの拠点としても注目されています。 「Rand OMOTESANDO」は老舗と新しいブランドの表現の場を提供し、表参道の価値をアップデートするため2022年10月にイベントスペースとしてOPENしました。

公式サイト:https://rand-space.com/pages/omotesando

■ POPAP編集部より

漢字やネオン看板といった香港文化は、日本や東京にもなじみが深いもの。
展示のみならずワークショップ体験ができたり、各アート作品の制作プロセスを紹介するコーナーもあるため、美術館を訪れたような満足感でした。
併設されたカフェ空間もあるため、ふらっと訪れた方でも気軽に楽しむことができます。
デザインに興味がある方は必見のイベント、ぜひ足を運んでみてください!

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