大阪文化服飾学院の学生たちによるブランド「Crassy(クラシー)」が期間限定ポップアップストアを2020年10月3日（土）からオープン。

2020年10月2日（金）には本オープンに先駆けて、店舗を構える大阪のHEP FIVEにてオープニングパーティが開催されました。

大阪・梅田にて、大阪文化服装学院の学生たちによるCrassy（クラシー）が期間限定でポップアップストアをオープンします。Crassy（クラシー）のコンセプトは『日々の日常に貴方なりの浪漫を』、大正浪漫に「モード」と「エレガンス」を掛け合わせたオリジナルセレクトショップです。

今回のオープニングパーティーでは、翌日のオープンに向けて、セレクトした古着やアクセサリーを教員やメディア、大阪文化服飾学院生に披露しました。

オープニングにはリアルマネキンショーが開かれました。

ショーのモデルは大阪文化服装学院の学生さんが、メイクは大阪ベルェベル専門学校の学生さんが担当して行われました。ショーのテーマはモード(男性)とエレガント(女性)です。

男性が来ているモードスタイルは、今流行っている柄に着物を羽織わせたスタイル。大正時代の強さも表現しています。

女性モデルのテーマはエレガント。大正時代に流行っていたトレンチコートは大正時代に流行っていたファッションで、今回はエレガントさを表現するためにくすんだ緑色を基調にしたコートを選んでいます。

広報担当の萩尾さんと店長の神原さんにインタビューしました。

左) 神原端穂さん

大阪文化服装学院

ブランドマネージメント学科

ショップ開発コース３年

Crassy 店長

右) 荻尾一穂さん

大阪文化服装学院

ブランドマネージメント学科

ショップ開発コース３年

Crassy PR担当

ーブランドについて教えていただけますか？

大正をテーマにしてモードとエレガントさを織り交ぜています。インスピレーションは大正時代から得ています。その他、大正を背景とした「鬼滅の刃」からも着想を得ました。

ー日本の「和」らしさも感じられますね

個人的にも世間を見渡すと、和風な雰囲気が人気だと思います。例えば、ノスタルジックでエモい写真をインスタでよく見かけます。年配の方からしたら古臭いと感じることが、若者にとっては新しくてカッコいいものに映っているのだと思います。

ー大正時代との繋がりについて、大正に着目した背景やそこに込めた思いはどのようなものですか？

今コロナウイルスが流行っているのと同じように、大正時代にはスペイン風邪が流行っていました。亡くなる人がいたり、予防のためにマスクをつけて人々は生活していました。

スペイン風邪の影響で世の中が落ち込んでいる一方で、大正時代には和洋折衷という遊び心あふれるファッションが流行しました。和だけではなく西洋の文化が入ってたことで、和と洋が融合した和洋折衷の時代です。

現代は暗いニュースばかりですが、その大正時代のようにファッションを楽しむことによって少しでも明るくしたいと思っています。

ー「大正」らしさを感じる店内ですね。こだわりを教えてください。

大正をテーマに、より多くの人の嗜好に合うようモードとエレガントの2テイストを用意しました。それぞれのテイストを感じられるよう、モードとエレガントのスペースを分けることで内装にこだわりました。またおみくじが引けたり、駄菓子を買うことができたりと、遊び心のある仕掛けも用意しています。

ー今回ポップアップを開催するに至った経緯は？

大学のクラスでブランドを作るクラスがありました。14人の学生が３チームに別れて、それぞれがブランドのコンセプトを考えました。最終発表の際に、HEP FIVEの担当者の方々に提案したところ今のHEP FIVEにはないアイテムがそろっていると評価をしてもらったことで期間限定のポップアップストアをオープンさせることができました。

ー機会を掴んだのですね。ポップアップにかける想いを教えてください。

以前に１週間のポップアップを行ったのですが、コロナウイルスの影響を受けて思うように商品を手にとってもらえませんでした。今回は新しくオンラインショップを開くことにしました。その他にも、インスタやTwitter、TikTokを開設し知名度を高めたいと思っております。また、感染予防のため、アルコールの設置、スタッフ全員がクラシーマスクの着用をし、安全にご来店いただけるよう心がけています。クラシーマスクの販売を行っていることも一つの販促としています。

今回は、コロナを言い訳にしないでめげずにやり遂げたいです。

ーこだわって作り上げたブランド、お客さまに見てもらいたいですね。チームで1から作ってみてどうでしたか？

コロナウイルスの影響で中々うまく進まない場面もあり、苦労しました。でもチームのみんなの力があってこそ今回オープンさせることができました。なのでたくさんお客さんの元に届いて欲しいと願っています。

ーこれからの活動予定を教えてください。

専門学校ベルェベル（https://osaka.belebel.jp/）　

さんとのコラボ企画を用意します。また、古着のダメージをカバーできるリメイク商品を作ることでサステナブルなファッションを発信していく予定です。

個人的な目標としては、いろんな人にファッションを届けたいと思っています。