2020年のポップアップ業界を考える。POP-UP業界大新年会レポート
ポップアップエコノミーを加速化させたい事業者が一堂に
片貝 朋康(電通) 、岡 右里恵(STORES.jp)、小野 正視(Yuinchu)加藤 翼(POPAP)が登壇の白熱トークショーも
1月24日(金)池尻大橋にあるBPMにて、POPAPが新年会を開催!
「2020年のポップアップ業界について考える」をテーマに、ポップアップ業界に携わる総勢約70名の方にお集まりいただきました。
クリエイター、百貨店、スペースレンタルサービス、メディアなど職種や年齢に関わらず、ポップアップ業界を盛り上げたいと考えている多くの方にお越しいただき、時間を忘れるほどの盛り上がりをみせました。
会場内・フードブースには、POPAP FRIENDSの「とりあえずジントニック」「ともコーラ」「MATERIA」「Share Re Green」が出店。
イベントコーナーには、株式会社ロジリシティによるVRバンジーの体験コーナーが登場。和やかな空気の会場に時折叫び声が響き渡りました(笑)
こちらは、見た目から美味しさが伝わってくる「Mo:take」のケータリング。思わず写真を撮りたくなるほど作り込まれており、見た目はもちろん、味も絶品。来場者は料理を片手にPOPAP新年会を楽しんでいました。
トークセッション
当日は、POPAP コミュニティマネージャー加藤がモデレーターを務め、岡 右里恵さん(STORES.jp ディレクター)小野 正視さん(株式会社Yuinchu 代表)片貝 朋康さん(株式会社電通 トランスフォーメーション・プロデューサー)によるトークセッションを行いました。トークセッションの内容を簡単にご紹介します。
ー 2019年私的ポップアップトレンド
2019年は、ポップアップがブランド運営手法の1つとして確立した
小さいブランドであっても「オフラインイベントをやりたい」という声が増え、イベントありきでモノを作っていくブランドも目立つようになった。
ブランドがポップアップを出店することへのハードルが下がった
STORESやBASE、Creemaなどネットショップ作成サービスが出店スペースを提供することにより、ブランドがポップアップに出店する機会が増えてきた。
大規模で驚きがある手法のポップアップが多かった
エルメスが原宿のCASE Wにオープンしたポップアップステーション「ラジオエルメス」や、ティファニーが原宿キャットストリートにオープンしたコンセプトストアが代表されるように、ブランディング手法の1つとしてポップアップを開催していた。
体験設計を考えるポップアップも増えた
ただプロダクトを作って販売するだけではなく、カフェでコーヒーを通じたコミュニケーション設計を図るブランドもあった。旭酒造が行なったポップアップバーでは、オリジナル日本酒カクテルの提供にとどまらず、日本酒にまつわるセミナーや新しい日本酒の飲み方を体験するワークショップも開催された。
ー 2020年ポップアップ業界はどうなる?
何をコアとし、どんなアイディアで他と差別化を図るかが重要
お金をかけて大きい箱で開催しても、話題にならないこともある。テーマ設計の部分がより大切になってくる。ポップアップは手法としてスタンダードになってくるので、アイディアが必要。
小さいブランドがよりポップアップを開催していく
場所は借りやすくなっているが、お金とリソースが足りてないため、ポップアップを開催するための裏側のシステムが必要。
完璧なブランドより、余白や隙がある方が応援される
完璧かどうかよりも、思いが強くコンセプトが分かりやすいブランドが共感を得ることで応援してくれるファンがつく。
上記2つのテーマについてゲストのお三方にお話いただき、小さなブランドのポップアップ参画により、業界が一層盛り上がるとのことでした。STORESをはじめ、ネットショップを運営する会社が、オフラインへ広げる仕組みづくりに取り組んでいたり、イベントスペースやギャラリーなどポップアップを開催できる場も増加していたりと、クリエイターがポップアップ出店する機会がますます増えていきそうです。POPAPとしても、2020年は「ブランドの学校」開講を皮切りに、クリエイターやブランドに向けたポップアップ出店支援の取り組みを加速していきます。
ブランドの学校
POPAPが運営する ”ブランドの学校” は、クリエイター&アーティストがブランドで生きていくために必要な「学びと実践の場」です。ブランド選抜制のオフラインコースと、個人で制限なく受講が可能なオンラインコースの2つのコースから構成されます。
オフラインコースでは、毎月1回の講座を実施し、ブランドをスケールさせるために必要な実践的な学びを提供します。6ヶ月に1度、POPAP主催で開催するイベントに無料出店することにより、学びの仮説&検証が可能です。
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